PRESIDENT BLOG

フクール
社長ブログ

ITで地域と企業を元気にする会社、株式会社フクールの福崎です。 役にたつ情報・・・・も少しはあるかもしれませんが(笑)、だいたいが他愛もない事だと思います! もし、良かったら読んでください。

株式会社フクールの社長ブログです
フクール社長のひとり言

モモ

いま「モモ」という小・中学生向けのファンタジー小説を読んでいます。児童文学の最高傑作と呼ばれているらしいのですが、私は全く知りませんでした。

 ある社長さんが新入社員の方に読ませているということを聞き、興味をもち購入し、読み始めました。

読み始めて、まだ読了していない今の段階で言うのもおこがましいですが、全ての大人に読んでもらいたいと感じる本です。

 このお話は、「時間どろぼうと ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた、モモという不思議な女の子の物語」です。ある日、平和な街に「時間どろぼう」という組織がやってきて、大人たちの時間を奪っていきます。時間どろぼうに時間を奪われた大人たちは、時間を盗まれているという感覚はなく、毎日毎日、時間を削ることを目標にして仕事をし、生きていくようになります。

 時間を奪われた大人たちは、どんどん仕事が面白くなくなり、何についても関心がなくなり、子供達に対する愛情もなくなっていきます。そうすると、子供達も子供達らしく生きられなくなるし、みんなが、ますます世の中に対して不満が募ってくる。

そうなってしまった社会を、昔のような平和な社会に戻すために、モモは「時間どろぼう」と向き合います。そんなお話です。

 本の中で「人間はひとりひとりがそれぞれじぶんの時間をもっている。そしてこの時間は、ほんとうにじぶんのものであるあいだだけ、生きた時間でいられるのだよ。」と書いてあります。

 まさに、時間という概念を通して、生きるということは何か、幸福とは何かを考えさせられる物語だなと感じます。時間どろぼうは、もしかしたら現代社会そのものかもしれないなと思いました。

 奇しくも、今年のお正月から日経新聞で「逆境の資本主義」というタイトルで連載がされていました。今までの資本主義、今までの成長、今までの競争、今までの企業のあり方が、広く現代社会を見渡すと、逆境を迎えているのではないかという内容です。人口の問題、地政学的な問題、テクノロジーの発展などを冷静に見ていくと、その意見にも納得させられるものがありました。

 近代社会を象徴する資本主義が変わるかもしれないそんな時代だからこそ、私たち自身も働く事、生きる事、幸福なんかを、今一度考えるべきなのではないかと感じます。そして、その考えを持って、自社の経営、毎日の営みに挑戦していかなければいけないなと感じることができました。