PRESIDENT BLOG

フクール
社長ブログ

ITで地域と企業を元気にする会社、株式会社フクールの福崎です。 役にたつ情報・・・・も少しはあるかもしれませんが(笑)、だいたいが他愛もない事だと思います! もし、良かったら読んでください。

株式会社フクールの社長ブログです
NEWフクール社長のひとり言

信じるを諦めない

松井秀喜さんが、ジャイアンツの監督に就任

2週連続でプロ野球の監督について書くことになるとは…笑

読売ジャイアンツの監督に松井秀喜さんが就任することに決まった。先週書いた工藤監督の就任を知った時とは違った感情だ。松井秀喜は同世代のレジェンド。そのレジェンドの監督就任に、ただただ興奮している。監督経験がないので、どんな野球をするかも、どんな指導をするかもわからない。わからないけど、ワクワクドキドキする。

2つ上で、しかも石川県の選手。私も野球少年だったから、小さい時から有名人だった彼のことは否が応でも意識させられる存在だった。高校に入ったらもうスーパースター。伝説の5連続敬遠はテレビだったけどリアルタイムで見ていて、相手投手や相手チームに怒りを持ったことを覚えている。私の怒りとは裏腹に、松井選手は一つも文句を言わずに去っていった。そのことが非常に印象的だった。

高校卒業後、国民的ヒーロー・長嶋茂雄監督率いる伝統のジャイアンツに入団するという物語も、スーパースターゆえのものだと思わざるを得なかった。「松井はもっているな!」と思った。その後は不動の4番に成長し、アメリカに渡ってもホームランを量産し、日本人初のワールドシリーズMVPという快挙も成し遂げた。

そんなスーパースターが監督に…。感慨深いし、就任するだけでこんなにワクワクさせてくれてありがとうと言いたい。ジャイアンツファンではないけど、来シーズンは応援したい。工藤監督の中日といい、セ・リーグが楽しみでしょうがない。

松井さんの原点にある、山下監督の教え

就任会見で松井監督は長嶋監督やヤンキースのトーリ監督に言及したけれど、彼の根本には星稜高校の山下監督の存在があると思う。

山下監督は、勝利至上主義が横行していた時代に「勝つ野球から(選手を)育てる野球をする」と決め、選手と向き合っていた。審判の判定に不服な表情をした松井少年に対して、「野球が上手いだけではダメ。人間性が大切だ」と懇々と話したという話は有名だ。その教えが、あの5敬遠の後の彼の態度に現れていたのだと思う。

グラウンド以外の時間も大切にしていたという。広島遠征の際は平和記念資料館を見学したり、海軍兵学校のある江田島まで移動して、自分たちと同じ10代の若者がどんな気持ちで戦争に行ったのかを考えさせたりもしたらしい。電車で通学する時間を大切にするために松井さんにいろんな本を貸し、彼はちゃんと読み続けていた。しかも、年末年始などの帰省のたびに挨拶に来る松井さんに、今も本を貸し出しているという。

「人生の勝利者になれ」「野球も人間力も日本一」。こんな言葉を生徒たちに届けられる監督だった。その考え方は、その後の星稜高校や星稜中学の野球部にも息づいている。松井監督の原点として、心根の深いところにあるのだと思う。来年のジャイアンツが本当に楽しみだ。

「野球は人がするもの」は、仕事にも通じる

山下監督のこんな言葉がある。

「野球は人がするもの。やっぱり人間力を鍛えないと勝負には勝てない。心を磨かないと野球はうまくならないんです。」

この言葉は、そのまま仕事に置き換えられる。仕事は人がするもの。心を磨かないといい仕事はできない。

フクールも、勝つ会社から人が育つ会社に。いや、人が育つ会社だから勝つ。この「勝つ」は、あらゆる面で勝つということ。企業として私たちのビジョンを実現するために、勝利していきたい。

 

「1人じゃないから」――『俺たちの箱根駅伝』で感じた縦の糸と横の糸

何年ぶりかに観る民放ドラマ

何年ぶりに民放のドラマを観ているだろうか。日本テレビの「俺たちの箱根駅伝」。一昨年に原作の小説を読んで、久しぶりに涙を流した作品だ。今年のお正月の箱根駅伝の放送でドラマ化が発表されたので、その時からずっと楽しみにしていた。

箱根駅伝は、東京大手町から箱根までの道のりを、10人の選手で一本の襷を繋ぐ競技。その舞台に出るために血の滲むような鍛錬の日々を過ごし、母校の襷を繋ぐために全てを出し切る。その一所懸命な姿が見る者を感動させる、お正月の風物詩だ。私も毎年欠かさず観ているし、毎年涙を流している。どこが優勝するのかももちろん注目しているけれど、それぞれが意味と覚悟を持って走っている姿が美しい。

そんな箱根駅伝が舞台のお話だけど、主役は学生ではなく、彼らの晴れ舞台を放送するテレビマンたち。内容を伝えるのは避けたいけれど、第二話を観終わった今、すごく考えさせられる場面があった。

10秒差で、夢の舞台に届かなかったエース

箱根駅伝は20チームの戦い。前年10位までの10チームは予選を免除され、残りの10チームは秋の予選会で決まる。2027年1月の本戦をかけた予選会には45校が参加する。1チーム10名、450人の選手が一斉に走り、チームの合計タイムで順位が決まる。夢の舞台に全ての情熱を注いできた日々が、この日に決まってしまう。だから10位と11位では天国と地獄ほど違う。10位なら夢舞台が現実になり、11位なら本当に夢で終わる。

物語の中には、エースの失速で11位になったチームがある。10位との差はたった10秒だった。過日、その失速したエースに、テレビ局の若い女性アナウンサーが笑顔で語りかける。

「予選会、見ていました。たったの10秒差。惜しかったですね。」

すると彼は言う。

「その10秒が縮められなかったので…」

その言葉と表情は、なんとも言えないものだった。悲しさでも、怒りでも、寂しさでもない表情。彼はそう言い残して走っていく。

局に戻ったアナウンサーは、自分が言った言葉の意味を頭の中で反芻し、先輩のディレクターに経緯を話す。彼の表情が頭から離れない、と。ディレクターはこう返す。

「それはな、1人じゃないからなんだよ。箱根駅伝は10人で走るだろ。選手たちが一番に考えているのは、『襷を次の走者に繋ぐ』ということ。予選会で自分の成績が不甲斐なくて、箱根に出られなくなった。つまり自分のせいで仲間たちが襷を繋げなくなったと思い込んでいるんじゃないかな。」

縦の糸と横の糸

「1人じゃないから。」この最初の言葉に全てが詰まっていると思った。マラソンと違って、チームで戦っている。今一緒に走っている仲間が横の糸なら、先人が作ってきてくれた歴史や伝統、これから仲間になってくれる未来が縦の糸だ。縦と横の糸で繋がった仲間のために、襷を繋ぐ。自分のためだけだったら、そんなにも走れないし、頑張れない。けれど、この糸があるから、1秒を削るために必死になれる。箱根駅伝の美しさを感じさせられるシーンだった。

縦の糸と横の糸を大切に思い、大切にすると、美しさが生まれる。

 

「信じるを諦めない」ために、大切なこと

KOTELOに来てくださったHさんとの時間

昨日、KOTELOにHさんが来られた。Hさんはもともと別のお客様企業の社員で、ずっと私たちと一緒にIT部門、DX部門を牽引されていた。数年前に現在の会社へ転職されてからもDX部門に関わられていて、私たちのことも気にかけてくださっている貴重な方だ。まだお取引はないけれど、頼ってくださっている部分があるので、今後も大切な存在として関わっていきたい。

先日、新鞍さんがお誘いしたのだけれど、本当に来てくださった。午前中は集中して仕事をされ、午後からは私と話がしたいと言う。Hさん自身がいろいろな想い、悩み、葛藤を抱えていて、話を聞いてほしいと言われていた。

どのお客様もそうだと思うが、私たちの眼差しと、実際に働いている社員さんや社長さんの眼差しは違う。歴史とブランド力があり、業績も良い。社内外へのメッセージもしっかりしていて、リクルーティングもうまくいっているように見える。けれど、経営に近い立場のHさんが見ている会社像は少し違っていた。その違いにもどかしさや悔しさを感じていることを、吐露してくれた。

一通り話を聞いて、何かを伝えたいと考えたけれど、私はそういった立場の人間ではないし、そういった能力や技術を持っているわけでもない。だから、自分が考えていること、実践していることだけを少し話させてもらった。

「信じるを諦めない」という答え

おしゃべりの最後のほうに、こう聞かれた。

「福崎さんが経営者として一番変わったところってどこですか?」

私はこう答えた。

「人を信じるところですかね。信じるを諦めないということですかね」

山本くんが入社した時は「彼、大丈夫かな?」と頭を抱える日々だった。数年経ってもなんとなくパリッとしなかった。もちろん「いいやつ」であることは間違いないのだけれど、成長に物足りなさを感じていた。けれど13年経った今、彼は確実に変わったし、成長した。そして、まだまだ成長してくれると思う。それくらい今、彼自身が課題を明確にして向き合っている。

彼の成長や未来が、私の「信じるを諦めない」の原点だと言っても過言ではない。みんな可能性を持っていて、それが開くタイミングはみんな次第。私はその可能性を、信じて信じ抜くだけだ。そんな話をしたら、Hさんも同じように感じていたと教えてくれた。

「山本さん、いつの日か、急に変わりましたよね。結婚がキッカケですかね?」

山本くんをそういう目で見てくれていたのが、単純に嬉しかった。

大切なのは、「決める」こと

さらに、こう聞かれた。

「その『信じるを諦めない』ために大切なことは何ですか?」

少し考えて、こう答えた。

「決めることじゃないですかね?」

私は、彼の成長と幸せが私の幸せなんだと決めている。決めているから諦めない。伝わるまで語りかける。直接的な場合も間接的な場合もあるし、具体的なことも抽象的なこともある。けれど、ずっと語りかける。大切なことが何なのかを言い続ける。諦めていたら、こうして毎週文章を書くこともしない。結構大変だから笑。彼らを信じるからこそ、自分自身が努力し続けなければならないと感じている。

KOTELOワークそのものが価値

Hさんは、この時間ずっと真剣に私やフクールの話を聞いてくださった。私やフクールの見え方が変わった、何かを感じてやることが明確になった、と言ってくださった。

ちなみに、昼過ぎに会ったHさんは開口一番「仕事にめちゃめちゃ集中できました」と言われた。部下の方も一緒で、MAXHUBに向かって2人でいろいろ話をしていたらしい。誰にも邪魔されず、美しい紅葉を横目に集中できたことに感謝してくださった。午後に部下の方と3人で焚き火を囲んだ時間も、何ものにも代え難い貴重な時間だったという。これから定期的に仲間を連れてきてくださるそうだ。KOTELOワークそのものが価値だという今期の方針を、もっともっと広げていきたい。

社長塾で感じた、「信じる」ということ

今週、社長塾で舟木くんと林くんと3人で酒を交わした。たくさん話したし、ここに書くことはしないけれど、一つだけ。いや二つ。

一つ目は、二人が小柴さんの存在に本当に感謝していること。「小柴さんは話を聞いてくれる」と言っていた。これには驚いた。話をするのは得意だと思っていたけれど、聞き手に回っていると。しかも重要なのは、小柴さんが聞き手に回っていると思っているのではなく、彼らがそう感じてくれているところ。彼らが思って初めて、本当に「聞いてくれる」存在になる。この感想は、私に大切なことを示唆してくれたと思う。

二つ目は、舟木くん自身の素晴らしさ。彼の良さは、ピュアに他者を見ている点だ。たぶん自覚はしていないけれど、誰に対しても同じフィルターで向き合っている。「この人はこういう人だから…」というフィルターを持たずに人を見ている。だから、林くんや護摩堂さんなどの後輩の可能性を信じているのだと思う。もちろん、私をはじめとした先輩たちのことも信じてくれている。人の「悪さ」を一切言わない舟木くんが素敵だった。歌は下手だったけど笑

信じるほうも、信じられるほうも、力が湧く

山下監督も選手を信じ抜いたと思う。野球をするのは選手。選手を信じないと監督なんてできない。だからこそ、人として立派になることを大切にしたのだろう。箱根駅伝だって、自分が走っていない時間のほうが長い。仲間が襷を繋いでくれると信じるから頑張れる。そこに懸念があったら頑張れない。信じると決めるから、全力で走れる。小柴さんもよりよく課の3人を信じているから、応援しているのだと思う。

信じるほうも力がみなぎり、信じられるほうは勇気の源になる。こんなチームにする。